こんにちは、kaiです。
今日は新しくはじめたプロジェクト「ココロの絵の具」について紹介します。
「ココロの絵の具」とは
子どもって、自分の気持ちを言葉にするのがむずかしいことがあります。「なんかモヤモヤする」「悲しいけど理由はわからない」——そんな気持ちを、色と形のカードにして記録できるアプリです。
- パレットから好きな色を選ぶ
- キャンバスに自由に塗る
- 形を選ぶ(トゲトゲ / ふわふわ / ぐにゃぐにゃ)
- カードとして保存
たった4ステップ。文章を書く必要はまったくありません。言葉にできない分だけ、色と形が代わりに語ってくれるイメージです。
技術スタック
Cloudflare 中心の構成で固めました。
レイヤー | 採用技術 |
|---|---|
API | Hono × Cloudflare Workers |
DB | D1(SQLite) |
AI | Workers AI(llama-3.1-8b-instruct) |
フロントエンド | Vite + TypeScript |
カードは色の配列・形・描いたSVG文字列としてD1に保存されます。設定も同じD1のsettingsテーブルにkey-valueで持たせています。
「言葉にしないSOS」を検出する
このアプリのいちばん大事な機能です。黒やグレーといった暗い色だけで描かれたトゲトゲのカードが3枚続いたら——それは「言葉にできないSOS」かもしれません。
API側では各カードのRGBを解析して暗さを判定しています。
// 黒っぽい or 無彩色に近いグレー
return max < 90 || (max - min < 24 && max < 140);SOSが検知されると、保護者には「お子さんが最近モヤモヤしているみたいです(内容は秘密)」という通知だけが届きます。
プライバシー設計:親でも絵は見られない
ここが個人的にこだわったポイントです。保護者ダッシュボードはパスコード(サーバー側ではSHA-256ハッシュで保存)で守られていて、直近31日分の色と形の傾向は確認できます。でも、子どもが実際に描いた絵(SVGデータ)はAPIが返さない設計にしました。
「見守る」ことと「覗き見る」ことは違う。安心のための仕組みが、子どもの信頼を裏切らないようにしたいんです。
AI週末リフレクション
Workers AIを使って、1週間の記録(形の集計と色の平均明るさ)からやさしい一言を生成する機能も入れました。システムプロンプトはこうです。
あなたは小学生にやさしく寄り添う存在です。50字以内で、決めつけず断定せず、肯定的な一言を返します。質問はしないでください。
「決めつけない・断定しない・質問しない」を徹底しているのがミソです。AIが勝手に深読みしたら本末転倒なので。この機能は設定でON/OFFできます。
これから
いまは土台を置いたばかりで、ローカル環境で動いている段階です。これからUIを磨いてデプロイまで持っていく予定です。完成したらまたブログで報告しますね。
それでは、次の記事でお会いしましょう。